ワイズ・リーディングの
遠隔画像診断サービスを解説
全国にある多数の医療機関に遠隔画像診断サービスを提供しているワイズ・リーディング。ここでは、同社の遠隔画像診断サービスのほか、画像診断の質向上への取り組みもご紹介します。
ワイズ・リーディングの遠隔画像診断サービスの紹介
ここからは、ワイズ・リーディングが提供する遠隔画像診断サービスの特徴をご紹介します。
約150名の放射線診断専門医が行う質の高い読影
Y’s REPORTでの画像診断は、ワイズ・リーディングと連携した約150名の放射線診断専門医が行います。専門スタッフが臨床情報を見て、検査オーダーに適した医師へと振り分けを行います。専門領域を見てもらえることで、診断結果の信頼性も高まります。
最大4重チェックで信頼できる診断結果を提供
Y's REPORTでは、まず依頼を専門スタッフがチェックし、臨床情報から適切な放射線診断専門医へと振り分けを行います。その後、各分野の放射線診断専門医が画像診断内容をチェック。
診断レポートを、専門スタッフの校正チェックへ回します。ここで気づきがあった場合は、25年の経験を持つベテラン医師が二次読影を行う形になっています。
最大で4重のチェックが行われるため、精度の高い診断提供が可能です。遠隔画像診断の導入時に懸念となりやすい、精度の問題において、安心できる体制を整えています。
依頼頻度に合わせてオンプレミス型とクラウド型から選べる
ワイズ・リーディングでは、オンプレミス型とクラウド型の遠隔画像診断を提供しています。オンプレミス型は専用回線(VPN)を使用するため、画像診断の頻度が多い病院向きです。院内に専用端末を設置し、医療用画像管理システム(PACS)と連携した運用・管理を可能にしています。
クラウド型は、インターネット回線経由で利用可能なサービスです。初期費用・導入費用は無料で、専用端末も必要ありません。コストを抑えたい病院や、画像診断回数が少ない病院に適しています。
リーズナブルな料金で高精度な画像診断を実現
料金も手頃です。基本料金は1回3,300円(税込)で、緊急時も550円(税込)の追加料金で読影を依頼できます。
一般的な遠隔画像診断サービスは、スライス枚数・部位による追加料金が発生します。しかし、ワイズ・リーディングのサービスはスライス枚数・部位による追加料金がありません。依頼時に枚数を減らす必要がないため、コストを抑えながら正確な診断が可能です。
Y’s REPORTとは
Y’s REPORTは、株式会社ワイズ・リーディングが提供するオンプレミス型の遠隔画像診断サービスです。院内システムと連携しながら、放射線診断専門医による遠隔読影を受けられる点が特徴です。
医療機関ごとの運用に合わせて、電子カルテやPACSとの連携、レポート確認のしやすさなどをカスタマイズできるため、遠隔画像診断を日常診療の中に組み込みたい医療機関に向いています。読影依頼からレポート返却までをスムーズに行える体制を整えたい場合に、検討しやすいサービスです。
また、ワイズ・リーディングでは、依頼内容の確認、一次読影、校正チェック、必要に応じた二次読影を行う最大四重チェック体制を整えています。画像診断レポートの品質を重視したい医療機関にとって、専門医の知見を活用しながら診断精度の向上を目指せる点も魅力です。
Y’s REPORTの導入事例
読影精度とコストの課題を、遠隔読影で改善
南部町国民健康保険 西伯病院では、画像診断の精度を高めたい一方で、読影にかかる費用も抑えたいという課題がありました。放射線科医が常駐していない地域病院にとって、専門的な画像診断をどう確保するかは、日々の診療体制を支えるうえで重要なポイントです。
そこで同院では、ワイズ・リーディングの遠隔画像診断サービスを導入。臨床情報や過去画像との比較を踏まえた読影を依頼できるようになり、現場が求める所見を得やすくなりました。
導入後は、読影精度の向上と費用低減の両立につながっています。また、異常所見の見逃しリスクを抑えやすくなったことや、必要に応じて緊急読影を依頼できることも、地域医療を支える体制づくりに役立っています。
診断に迷う症例を、専門医の読影でサポート
いせだ脳神経外科・神経内科では、画像診断が重要となる診療の中で、判断に迷う症例や専門医の意見を確認したい症例がありました。院内だけで判断しきれないケースに対して、専門的な知見を取り入れられる体制づくりが課題でした。
導入のきっかけになったのは、症例に応じたダブルチェック体制や、導入前にレポートの質を確認できるモニター期間です。実際にレポートの内容や返却スピードを確認したうえで、診療現場で活用しやすいサービスとして導入に至っています。
導入後は、放射線診断専門医の知見を取り入れることで、診断の迷いを減らし、より正確でスピーディーな診療につなげやすくなりました。レポートの質や校正された読みやすさも、日々の診療を支えるポイントになっています。
Y’s REPORTがおすすめの医療機関
- CTやMRIなどの画像検査件数が多い病院
- 電子カルテやPACSと連携して遠隔読影を運用したい医療機関
- 施設ごとの業務フローに合わせてカスタマイズしたい医療機関
Y’s REPORTは、院内システムと連携しながら遠隔画像診断を本格的に運用したい医療機関におすすめです。電子カルテやPACSとの連携、施設ごとの業務フローに合わせたカスタマイズを重視する場合に向いています。
また、遠隔読影を一時的な外部依頼ではなく、診療体制の一部として安定的に活用したい医療機関にも適しています。読影依頼からレポート確認までを院内の運用に組み込みたい場合は、Y’s REPORTを検討しやすいでしょう。
Y’s REPORT CLOUDとは
Y’s REPORT CLOUDは、株式会社ワイズ・リーディングが提供するクラウド型の遠隔画像診断サービスです。初期費用・月額費用がかからず、画像診断料のみで利用できる点が特徴です。
スライス枚数や部位による加算がないため、遠隔画像診断にかかるコストを抑えながら利用しやすいサービスです。専用端末やサーバーの設置も不要で、インターネット環境があれば導入しやすく、専用ページから読影依頼や診断結果のダウンロードを行えます。
固定費を抑えて遠隔読影を始めたい医療機関や、読影件数が多くないクリニック・単科病院でも利用しやすい点が魅力です。まずは遠隔画像診断を試したい、必要なときだけ専門医の読影を依頼したいという医療機関にも向いています。
Y’s REPORT CLOUDの導入事例
遠隔読影のコストと返却時間を見直し、運用を改善
医療法人高遼会 高遼会病院では、遠隔読影にかかるコストの高さや、レポート返却までの時間が課題となっていました。CTやMRIの遠隔読影を利用するうえで、費用負担と業務効率の両面を見直す必要がありました。
Y’s REPORT CLOUDは、初期費用・月額費用が不要で、スライス枚数による加算がない点が導入のきっかけになっています。さらに、レポート返却のスピードも期待できるため、既存の遠隔読影体制を改善する選択肢として導入されました。
導入後は、遠隔読影にかかる年間コストの削減や、レポート返却のスムーズ化につながっています。すでに他社サービスを利用している医療機関でも、費用や返却スピードを見直すことで、より使いやすい遠隔読影体制を整えられる可能性があります。
読影件数が少ない単科病院でも、専門知見を得られる体制に
福岡整形外科病院では、読影依頼の件数が多くない一方で、専門外の画像診断について知見を得たいという課題がありました。単科病院では、常に多くの読影依頼が発生するわけではないため、必要なときに無理なく専門医の読影を依頼できる仕組みが求められていました。
Y’s REPORT CLOUDは、初期費用や月額費用を抑えながら利用できるため、読影件数が限られる医療機関でも導入しやすい点がきっかけになっています。必要なときに専門的な読影を依頼できるため、院内だけでは補いにくい知見を得やすくなりました。
導入後は、一般的な読影にとどまらず、整形分野に踏み込んだ画像診断報告書を得られるようになっています。また、読影カンファレンスへの参加を通じて、院内スタッフのスキル向上にもつながっている点が特徴です。
Y’s REPORT CLOUDがおすすめの医療機関
- 初期費用や月額費用を抑えて遠隔画像診断を始めたい医療機関
- 読影依頼の件数が多くないクリニックや単科病院
- 専用端末やサーバーを設置せずに導入したい医療機関
Y’s REPORT CLOUDは、初期費用や月額費用を抑えて遠隔画像診断を導入したい医療機関におすすめです。専用端末やサーバー設置が不要なため、遠隔読影を試験的に始めたい場合や、固定費をかけずに必要なときだけ利用したい場合に向いています。
また、必要なときだけ専門医の読影を依頼したい場合や、専門外の画像診断について知見を得たい場合にも活用しやすいサービスです。費用面・導入面のハードルを抑えながら検討しやすい点が、Y’s REPORT CLOUDの大きな特徴です。
Y’s REPORTとY’s REPORT CLOUDの違い
| 項目 | Y’s REPORT | Y’s REPORT CLOUD |
|---|---|---|
| サービス形態 | オンプレミス型の遠隔画像診断サービス | クラウド型の遠隔画像診断サービス |
| 導入方法 | 院内システムと連携しながら、施設ごとの運用に合わせて導入 | 専用端末やサーバー設置なしで導入可能 |
| 院内システム連携 | 電子カルテやPACSとの連携、施設ごとのカスタマイズに対応 | 専用ページから読影依頼や診断結果のダウンロードが可能 |
| 費用面 | 導入内容や運用方法に応じて確認が必要 | 初期費用・月額費用なし。画像診断料のみで利用可能 |
| 強み | 院内フローに合わせた運用設計や、システム連携のしやすさ | 固定費を抑えやすく、必要なときに利用しやすい導入ハードルの低さ |
| おすすめの医療機関 | 画像検査件数が多く、遠隔読影を院内業務に組み込みたい病院 | 読影件数が多くないクリニックや単科病院、低コストで遠隔読影を始めたい医療機関 |
| 活用しやすいケース | 電子カルテやPACSと連携し、遠隔画像診断を継続的に運用したい場合 | 専門医不在の補完、セカンドオピニオン、他社サービスからの切り替えを検討する場合 |
ワイズ・リーディングとは
ワイズ・リーディングは、主に遠隔画像診断や医療機関向けソリューションを提供している会社です。遠隔画像診断サービスは、全国で多くの医療機関で利用されています※。
画像診断領域における長年の経験
ワイズ・リーディングは、17年ほど前から遠隔画像診断サービス「Y's REPORT」を提供しています。今では複数の会社がサービスを提供していますが、ワイズ・リーディングは豊富なノウハウと実績を持っています。導入医療機関が多い※ことからも、Y's REPORTに対する評価が伺えます。
スライス枚数加算無料、部位加算無料、二次読影体制の構築など、他社には追随できない磨かれたワイズ・リーディングならではのサービスは、正確な画像診断を提供することに繋がり、患者・病院の双方の未来を守っています。
さらには、創業当初より徹底した品質管理に着目し、一般スタッフでもトレーニングを行い、見落としを拾い上げる仕組みを構築。これらがワイズ・リーディングだからこそできる質の高い遠隔画像診断に繋がっているのです。
日本の医療の質向上に真摯に向き合う
ワイズ・リーディングは、日本の医療の質を向上させるための取り組みも推進しています。同社は良質な医療サービスやIT技術を提供できるように、医療を理解した人材の育成に力を入れています。また、勉強会やセミナー(後述)を開催するなど、医療について学べる機会を提供しています。
ワイズ・リーディングの
次世代の医療人材育成への取り組み
ワイズ・リーディングでは、未来の医療を支えるため、医療の質の向上を目的とした勉強会やセミナーを実施しています。
みらいクラブ
未来の医療を担う人材を育成するために、医療分野のみならず、医療以外のさまざまな分野からスペシャリストをゲストとして迎えたイベントを不定期で開催しています。
自ら学び、主体的に考え、積極的に行動できる未来の医療人の育成を目指しています。
ラジエーション・ジャーナル
診療放射線技師や若手医師を対象とした、国内で他にない「画像撮影」と「画像診断」のノウハウを学べる情報サイトです。以下のような多彩な学習の機会を提供しています。
画像診断塾(毎月土曜日開催/オンデマンド配信あり)
実践的な症例学習を通じて、画像診断スキルの向上をサポートします。医学部生、診療放射線技師、医療関係者など、画像に興味のある方ならどなたでも参加可能です。
読影チャレンジ
日常診療で見落とされやすい症例や、誤診されやすい症例を中心に問題を出題。動画による丁寧な解説を通して、画像診断のポイントや醍醐味を楽しく学べます。
ウェブ・ラジエーション勉強会
診療放射線技師と放射線診断医が共に交流・学習するオンライン勉強会です。撮影技術や注意点、画像診断に必要なポイントや撮影法など、診療放射線技師が日々の業務で感じる悩みを共有しながら学んでいきます。
また、画像診断における病変の見つけ方をトレーニングしたり、全国の放射線技師・医師が集う勉強会を実施したりと、実践的な学びの場となっています。

ワイズ・リーディング 代表
中山 善晴 氏
会社は、単に今の自分たちさえ良ければそれで良い、というものではありません。 利益を生み出すことで会社は持続的に成長し、さらにその利益を社会に還元することによって、初めてその存在意義が高まります。
私たちにできることは、自らが培ってきた経験、ノウハウ、そして人脈を次の若い世代へと伝えていくことです。 若い人たちが明るい未来を描くためには、「技術」と「人とのつながり」が不可欠だからです。
私たちが伝えたことが、若い人たちの想像を超え、新しい価値や革新的なものを生み出すきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。
中山代表に聞く!画像診断の「見落とし」はどう防ぐ?
中山氏:
画像診断において見落としが生じやすい部位や所見は、検査の種類と体の構造特性に大きく依存します。主な要因は、画像に隠れる「死角」と、周囲とのコントラストが低い病変です。
単純X線撮影では、臓器や骨が重なって描出されるため、心臓や横隔膜の裏側、肋骨や鎖骨の重なりが生じる部分に小さな肺病変や骨折線が見落とされやすくなります。
中山氏:
CTやMRIのような断層画像検査でも、見落としは発生します。特に注意が必要なのは、撮影範囲の端や視野の外側に偶然写り込んだ領域です。例えば、腹部CTで映り込んだ下肺野の辺縁や骨盤腔の外側に存在する病変などが挙げられます。また、検査の目的にとらわれ過ぎて、本来注目すべき臓器以外の偶発所見を見過ごすリスクもあります。
中山氏:
さらに、画像条件の変更を怠ることによる見落としもあります。例えば、CTで骨の病変(骨転移など)を評価するには、通常の条件ではなく骨条件に変更して観察する必要があります。これを行わないと、骨皮質の破壊やわずかな変化を見逃してしまいます。また、MRIでは、腸管の動きによるアーチファクト(画像の乱れ)が生じやすい腹部領域や、小さな血管病変なども見落としやすい部位です。どの検査でも、周囲の組織との区別がつきにくい、コントラストの乏しい初期の病変は、最も注意を払うべき対象と言えます。
見落としを予防するための読影プロセスの工夫として、以下のようなことをに配慮しています。
①系統だった観察手順の徹底(Checklist Approach):
CT や MRI 単純写真など特定のモダリティや部位ごとに、見落としやすい領域(視野の端、コントラストが低い部位、骨窓/肺窓など)が存在します。これらの見落としやすい領域を意識した観察順序を設定、ルーティン化して読影作業を行うことが大切です。指さし確認がとても大切です。
依頼された目的の臓器・疾患に集中しすぎず、撮影範囲全体(特に偶発的に写り込んだ領域)にも注意をことが大切です。
②多条件観察の徹底:
骨病変を見落とさないよう骨条件(ウィンドウス・レベル)への変更を必ず行うなど、病変の種類に応じて最適な画像条件で観察する必要があります。異なるモダリティ(例:CTとMRI)を比較できる場合は、両方の情報を確認する必要があります。
③二重チェック(Double Check)の導入
複数の専門医、スタッフなど2名以上によるチェック体制を確立し、初期読影医の見落としを別の医師がカバーする仕組みを設けることが大切です(ダブルチェック、トリプルチェックなどの体制)。ワイズリーディングでは複数の専門医やスタッフによるチェック体制を確立することで、できる限り見落としを防ぐ様に心がけています。
④過去画像との厳密な比較:
前回画像(あれば)と今回画像を並べて比較観察する時間を確保し、小さな変化や新規病変の見落としを防ぐことができます。
⑤読影環境の整備:
集中して読影できる静かで明るさの調整された環境を確保し、疲労や集中力の低下を防ぐことは大切です。
ワイズ・リーディングの遠隔画像診断は17年以上の歴史があり、全国の医療機関で利用されています。約150名の放射線診断専門医と連携しているため、質の高い画像診断が可能です。一方、日本における医療の質の向上にも取り組んでいます。勉強会・セミナーも開催していますので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。
「わかりやすい画像診断レポート」とは?
ワイズ・リーディングの「わかりやすい画像診断レポート」は、専門的になりやすい画像診断結果を患者にも伝わりやすい形で補足できるサービスです。医師向けのレポートに加えて、患者向けの説明をわかりやすく整理できるため、理解促進や説明負担の軽減にもつながります。特徴やメリット、どのような医療機関に向いているのかをわかりやすく紹介します。
新サービス「地域連携ソリューション・画像診断プラットフォーム」
ワイズ・リーディングが展開する「地域連携ソリューション・画像診断プラットフォーム」は、CT・MRIなどの医療機器共同利用を支援するサービスです。本コンテンツでは、Y’s REPORT CLOUDを活用した画像共有や遠隔画像診断の仕組み、依頼元クリニック・検査施設それぞれのメリット、導入前に確認したいポイントを紹介しています。
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