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オンライン診療と遠隔画像診断を組み合わせるメリットとは?

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オンライン診療の普及と画像診断の課題

オンライン診療の拡大と検査の物理的制約

近年、スマートフォンが普及したこともあり、オンライン診療は身近なものとなっています。しかし、画面を介した診療であることから触診・聴診を行えないため、得られる情報は限定的となります。例えば頭痛や腹痛など、重篤な疾患が隠れている可能性が考えられるケースなどでは、CTやMRIを用いた画像検査が必要となります。

以上から、オンライン診療の手軽さと、対面でしか実施できない検査をどのように接続していくかを考えていく必要があります。

ハイブリッド診療に求められる画像診断の質

ハイブリッド診療とは、オンライン診療と対面での検査や診察を組み合わせるものです。この形の診療を行う場合には、限られた来院機会の中で画像をしっかりと撮影し、その画像を高い精度で読み解くことができる「診断の質」が必要となります。

質の高い医療を支える「遠隔画像診断」

オンライン診療と遠隔画像診断の違いと関係性

オンライン診療は、「医師と患者」をICTによりつなぐ仕組みです。対して遠隔画像診断は、画像を撮影した医療機関と外部の放射線科専門医をつなぐ「医師対医師」の支援システムです。

上記のような違いがありますが、「オンライン診療」と「遠隔画像診断」は決して無関係なものではありません。まずオンライン診療にて検査の必要性について判断を行い、撮影された画像を遠隔地の専門医が診断するといったように、相互補完的な関係があるといえます。

撮影は現場、読影はクラウドで完結する仕組み

もし検査や画像の撮影が必要になった場合には、患者が実際に足を運ぶクリニックで行います。その後、画像データの読影と診断は、外部の専門医がクラウド経由で行うことになります。この仕組みの場合は物理的な場所の制約を受けないため、もし現場に読影を担当できる医師がいなかったとしても、撮影を行った後すぐに専門医が読影・診断を行うことが可能。検査から診断結果が出るまでの時間を短縮できるため、非常に効率的です。

専門医不在のクリニックでも高度な診断が可能

CTやMRIの画像について、正確な診断を行うには高度な専門知識が求められますが、放射線科専門医をすべてのクリニックに常駐させるのは現実的ではありません。しかし遠隔画像診断を利用することによって、専門医に診断を依頼することが可能になり、高度な診断精度を維持しながら診療を行えるようになります。

導入による診療効率化と患者メリット

医師の読影負担軽減と診療時間への還元

遠隔画像診断の導入により、専門外の医師が読影を行うという負担をなくせます。さらに、これまで読影にかけていた時間を、患者の問診・説明やオンライン診療などに充てられるため、業務効率が大幅に向上します。また、効率的に診療を行えることにより、長時間労働の是正も期待できます。結果として、ひとりひとりの患者に対する丁寧な診療の提供に繋げられます。

診断結果の早期返却による患者満足度向上

遠隔画像診断を導入すると、CTやMRIの撮影から診断レポートの返却までにかかる時間が短縮するというメリットもあります。患者にとっても、検査の結果を待つ不安な時間が短くなり、早い段階で治療方針を決められるため、患者の満足度向上にも直結します。

特にオンライン診療を利用する人は、「時間を効率的に使いたい」と考えている人が多い傾向があることから、1度の来院で迅速に確定診断を得られる、という点にメリットを感じる人が多いと考えられます。

設備投資を抑えた専門外来の強化

遠隔画像診断サービスは、必要な件数分の料金を支払う従量課金制を採用しているケースが多い傾向があります。そのため常勤の放射線科医を雇用するケースと比較すると、遠隔画像診断を導入する方が固定費を抑えた運営が可能です。この点から、低リスクでCTやMRIの導入・運用が可能となり、「頭痛外来」など専門性の高い診療メニューを強化しやすくなります。

デジタル活用で実現する地域医療のモデル

医療DXの推進とシステム連携の重要性

医療DXの目的は、予約と診療、検査、診断というそれぞれのプロセスをデータで繋ぐ、ということにあります。この点から、オンライン診療システムと画像管理システム、遠隔読影サービスが連携することによって、患者の移動・待ち時間をできる限り抑えたスマートな医療体験の実現が可能となります。この場合、紙やCD-Rを使用しない「完全デジタル化」が重要なポイントになってきます。

小規模施設こそ恩恵が大きい外部リソース活用

大きな医療機関より、リソースが限られてしまう小規模クリニックや診療所の方が、外部リソースを活用する場合の恩恵が大きいといえます。自院のみで全てに対応しようと考えず、外部のサービスを活用することによって、地域のかかりつけ医においても高い品質の医療を提供できるようになります。

まとめ

こちらの記事では、オンライン診療と遠隔画像診断についてまとめてきました。オンライン診療の利便性に、遠隔画像診断の専門性が加わることにより、医療の質と効率を両立できます。そして、対面での検査が必要なケースにおいても、クラウドの活用で専門医による診断を受けられます。このような仕組みを構築することで、現場医師の負担を軽減が可能になる点に加え、患者には「早くて正確な医療」を提供できるようになります。